すっかりMovableTypeの操作も忘れた昨今ですが、今日は書かないわけにもいかないでしょう。
葬儀に出席してきました。高校時代からの付き合いである友人の。
今年2月に顔をあわせて東京の街を一緒に歩いたばかりでした。
33年間の人生なんて、テレビかマンガか小説の中の話だとばかり思っていたことを実感されられました。
半生よりかは長くつながりをもっていたことになりますが、毎日のように顔を合わせていたのは1年生のクラスメートの時のみで、振り返ってみれば親しくしていたつもりでも時間的にはそれほどでもないのだと気づきます。
一時期は交流もまったく途絶えていた時期すらあり、ここ数年が第2期ともいうべき交際でした。
ほぼ一年おきに再開する機会を得てきましたが、その都度新しい一面を知るもので、結局彼のキャラクターとはどんなものだったのだろうかと頭をひねるばかりでした。ただ、いつも穏やかな飾らない笑顔でとても楽しそうに物事を語る、安心する雰囲気は変わらないでいましたね。
最後となった2月の東京でもいつもどおりで、スカイツリー、浅草寺とサービス心旺盛にいろいろと歩きながら教えてくれましたっけ(スイーツ食べ歩き的視線でさらにいろいろ教えてくれましたが)。別れて一月あまりの大震災で、心配するメールを受け取って大丈夫と返したのが自分の最後のメール。余震があるから気をつけて、の彼からの返信が最後のやり取りとなってしまいました。
そして今日。
遺影を遠めに見やりつつ、「ああ、ほんとにさようならなんだな」と認識してやっと実感が芽生えたような印象でした。
彼との共通の友人F氏をはじめとする弔辞の中でいろいろな知らない面を知り、「いまになってそんなこと知るなんてなー」とか思いつつも、彼の雰囲気、人当たりなどは万人に共通するものだったのだなと少し安心?したりもしました。
弔辞の最中から急激な突風と雨(一時は雹かも)に見舞われ、何かを感じずにはいられませんでしたが、無事何事?もなく(途中本堂がかなり揺れるほどの強風が...)式は終了。F氏は初七日法要に参加とのことでその場で別れ、ご遺族へとこれまた共通の友人むほむほ氏が後日お別れを言いたいとの旨を伝え、会場を後にしました。
彼の奥さんとも十数年ぶりに顔を合わせました。紹介したわけじゃないけど、二人が結婚するに至ったつながりの大元は当の自分で、まあいろいろあって疎遠だったわけだけども。外見はまあ大きく変わった印象はなく(むしろ自分が当時から太ったから最初気づかなかったと言われた...)。顔色は悪そうだったかな。ただでさえ心労が大きいところで、いろいろ忙しないのもあるし、無理もないだろうと納得してきたけれど。
そんな感じに当たり障りのない言葉をやり取りして、帰宅したのでした。
いづれまた墓参りで「会う」こともあるだろうけれど、今日のところは「さようなら」といいたいね。
ま、でもいつの日か「やーやー、お久しぶり。また会ったね」なんて言いあう日が来るのだから、「また会う日まで」とも付け加えておくことにしよう。
それじゃあ、「さようなら、また会う日まで」