先週の桜花賞に続き、今週は牡馬クラシック第1弾、「皐月賞」です。
桜花賞は混戦ムードの中、大波乱で幕を閉じましたが、同様に混戦ムードただよう今回の皐月賞。重賞勝ち馬9頭、うち重賞2勝馬ただ1頭!というヒドイありさまです。それを如実に表すかのような前日オッズ、一番人気で3.4倍、最低人気で59.1倍とレンジがえらく狭い!先週の万馬券決着も関係してるんでしょうか。
馬券検討としてメンバーを見ますと、ほとんどの馬とぶつかっているのがタケミカヅチ。それでいて掲示板を確保しているあたり、すばらしい物差し馬であるといえます。まずこの馬に負けている馬、スズジュピター、ベンチャーナイン、スマートファルコン、ノットアローンが消えます。重賞馬は例外扱いとしますのでキャプテントゥーレ、オリエンタルロック、フサイチアソート、サブジェクトは保留とします。
次に有力馬でもあるスマイルジャック、この馬も常に複勝圏を確保しているように、物差しとして有効です。ほとんどが接戦であることから、タイム差で0.3より大きい馬は除外とします。レッツゴーキリシマ、タケミカヅチが新たに消え、例外扱いでドリームシグナル、レインボーペガサスの重賞馬2頭を保留とします。
この時点での残りが
- スマイルジャック
- ダンツウィニング
- マイネルチャールズ
- ブラックシェル
- フローテーション
- ショウナンアルバ
保留が
- フサイチアソート
- レインボーペガサス
- キャプテントゥーレ
- オリエンタルロック
- ドリームシグナル
- サブジェクト
となります。
さて、ここからまず保留組からふるいにかけていきますが、
- フサイチアソート …前走4ヶ月の休み明け、レース中不利アリとのことで「残し」
- レインボーペガサス …きさらぎ賞をどう見るか次第だが、よどみない流れでの展開利のように感じる。「消し」
- キャプテントゥーレ …距離不安視されていた前走で4着とメドを立てたとされるが、この4着が微妙。マイル向きと見て「消し」
- オリエンタルロック …2歳序盤の相手関係が薄い時期の重賞馬ということで、近走不振から「消し」
- ドリームシグナル …スプリングS上位勢とそう変わらない上がりで、粘りこめないあたり、この馬もマイルまででは?「消し」
- サブジェクト …母アランセラには思い入れがあるものの、ラジオNIKKEI杯も重馬場と展開に助けられた感が拭えず、「消し」
正直、オリエンタルロックやサブジェクトは桜花賞の結果が後を引き、見限りづらいものもありますが…これでフサイチアソートのみ残りました。
で、残るメンバーで検討しますと、実績最上位でコース経験も豊富なマイネルチャールズが筆頭に来るのは仕方のないところだと思います。問題はそのマイネルと差のないレースをしていながら重賞勝ちのないブラックシェルです。現在単独の2番人気となっていますが、どうも人気先行タイプに見えてしょうがないのですが。父クロフネ自体が芝はイマイチ、産駒もフサイチリシャール、桜花賞でも人気になったオディールを出してはいるものの、芝適正が劣る印象です。スマイルジャック、ショウナンアルバあたりと同じクラスが適正なオッズに感じます。
フローテーションは扱いに困る「トライアルを人気薄で2着」というタイプで、本番がどう出るか博打みたいなもんです。2000m以上で結果が出ていない点、ハマった感の強さから、今回は軽視ということで紐まで。同じく、ダンツウィニングも紐までなら、という感じです。そう差はないと見てますが、とにかく地味な成績なので、抑えるのがせいぜいでしょう。フサイチアソートは走るかどうかわからない点で、このグループに。
まとめますと、
- マイネルチャールズ
- スマイルジャック、ブラックシェル、ショウナンアルバ
- フサイチアソート、ダンツウィニング、フローテーション
というグループ分けになりました。
有力馬に前先行タイプが多く感じますので、逃げ馬にはつらい展開となるのではないでしょうか。マイネル・スマイル・ショウナンあたり、ほぼ固まった位置取りになる予想で、4角で逃げ馬をつぶして3頭が凌ぎあうところへブラックシェル・フローテーションが迫ったあたりでゴール。そんなイメージで馬券を決めたいと思います。
で、結論。
- 馬連 2-10、2-17
- 3連複 2、9、10、17、18のBOX
…なんか微妙ですねえ。