なんと、京王杯に続き、ヴィクトリアマイルも的中! これで3連続的中です! 雪でも降るんじゃないかしらん。
…ま、「逃げ馬が馬群を割って直線鋭く伸びました」みたいな展開予想になってしまいましたが。エイジアンウインズ、逃げグループだと思ったんだけどなあ。
レースはスタート直後、ヤマニンメルベイユが逃げる形のところを、なんとピンクカメオがハナに立つというちょっとしたサプライズから始まりました。4番手にレインダンス、ウオッカは中段より後ろ目、ちょうど中段にベッラレイアという形だったので概ねイメージどおりではあったのですが、勝ったエイジアンウインズはベッラレイアと同じ辺り、中段少し前という位置取りでした。予想よりは馬群が固まった一団のレースでしたね。
レースが動いたのは4コーナーから。経済コースを通ったブルーメンブラットが内を抜けて先行勢をかわし先頭に立ちかける頃、その外でウオッカは前が壁になっていたこともありまだ持ったまま。その横に勝ち馬エイジアンウインズ。ブルーメンがニシノマナムスメを交わした頃になって馬群もばらけ、ウオッカも外に持ち出しましたが、その一歩手前でエイジアンが馬群を割りスパートをかけ、その勢いのままブルーメンを交わしウオッカの追撃も退け、ゴール板に真っ先に飛び込んだという感じでした。
ブルーメンブラットは経済コースを通りロスなく走れたのもあり、他の2頭よりは楽な競馬をしたと思います。一方でウオッカ、エイジアンは馬群をかわすのに少し手間どった印象で、外目を通らされた点もマイナスだったでしょうが、それでも1-2着ということで実力が抜けていたと言えるでしょう。ウオッカはパドックでかなり悪く見えただけあり、馬群を抜けた後に追い出しを遅らせたのが裏目に出たのではないでしょうか。前が壁になっていた4コーナー付近の鞍上の判断は評価できるものだったと思いますが、若干過信気味だったように思います。エイジアンはインタビューでジョッキーが言っていたように、逃げる戦法をあえて取らなかったようですが、それだけ前を見据えることの出来る馬だと思っていたのでしょう。
今日のレースでは前3頭が明らかに抜けた能力を発揮しました。後続につけた3馬身半は決定的でしょう。上位3頭は(最近の傾向からすれば)まだまだ若いので、これからの牝馬路線に楽しみが増えたといえるでしょう。