突然ですがわたしの現在のメインPCはCore2Duoを載せたWindows2000機です。
PC自作派の方はご存知のとおり、CoreシリーズのCPUは省電力機構を備えておりPCがあまり働いていない状態(アイドル状態)では電圧や動作倍率を低くして消費電力を抑えることができ、それに伴い発熱も低くなります。
古くはモバイル用CPUでの「SpeedStep」などが起源で(それ以前もあるかもしれないです)、現在主流のものは「EIST」という名称になっていますが同じ血脈の技術です。これはOS上で制御されるもののようで、WindowsXPのSP2以降のみサポートされているそうです。ということは、です。
わたしの使っているWindows2000ではEISTは有効にならないんですね。
ところが世の中なんとかしてくれる人がいるもので、Windows2000上でもEISTを制御してくれるソフトがあったり(CrystalCPUIDとか)するわけですが、わたしの場合は同等の機能であるC1Eステートという省電力機構を利用する「RMClock」というソフトで擬似EISTを実現していました。
そんな関係でついこないだまで、「Windows2000では外部ソフトに頼らないと省電力モードにはならない」と思い込んでいたんですが(実際、RMClockを使うまではフルパワー稼動してました)、先日ちょっとした寄り道先で「KB919521」というMicrosoftのサポート技術情報を知りまして。なんでもDualCoreなシステムでCPU温度が異常増加するのに対する修正方法なんだそうですが、どうもこれ、前述のC1Eステートを正常に動作させる方法のようでした。解説どおりにレジストリをいじると確かに発熱が抑えされている模様(EVEREST確認)。おお、素晴らしい。目から鱗な気分です。
と思っていたんですが、ふと気になって該当するレジストリを削除してみると…
あれ? 温度変わらないよ??
どゆこと?