この間のエントリで書いていた某コミックを探して、近場の書店を一回り。
最初に目星をつけたトコでは見つからなかったんですが、「エマ」の最新刊を発見(でてたんだ…)したのですかさず確保。今回も厚いですね。ってよく見たら帯に「最終巻」ってあるじゃないですか。これはっ…!
で、次のトコに移動。すぐそばにも別の書店があるのであまり期待せず入店。コミック売り場をみると、平積みの作品はおおむね見本誌が置いてある状態。ほー、と感心しながら(たいていの書店で止めてしまうのを見てたので)見てまわると、新刊コーナーにありました。
ということで今日のお買い物。
今回のメインは、冬目景「ハツカネズミの時間」でした(下二冊はいつのまにかつぶれてて各地で投売られているエクスメディア社の書籍類。結構な安価だったので)。
冬目さんの作品を読んだのは大学に入った年のことだった気がしますので、えーと、10年、いじょう、まえ??
表紙買いだったんですが、なんだかよくわからないけれどもすごい懐かしさというか既視感というかがあったのを覚えています。当時の自分の「理想の絵柄」だったのかもしれません。
「ZERO」と「僕らの変拍子」を買ったんだと思いますけど、まあすぐに気に入りまして「羊のうた」に即効でハマったクチであります。まあワンパターンといわれればそうなんですが、冬目ヒロインはわたしのツボを刺激しまくるタイプでして。羊のうた以降遠ざかり気味だったところにまたストライクなヒロイン出してきたせいで、久々に買い続けてたわけです。
…あんまり変わってないですけどね。言っちゃ悪いですけど。でも好きなんだな。なんかこう、モラトリアムってた頃に読んだのが運の尽きってタイプの作品書きますよね。この人。
自分の絵に影響を与えた作家の中では、おそらく2番目くらいに位置する人だと思います。方向性含め(ちなみに1番はたぶん弘司さんかと)。どのくらい表に出ているのか自分ではいまだに把握できないんですけどもね。
ということで、このシリーズも今巻が最終巻。実は完結したのがまだ2つという冬目作品では珍しい?シリーズになりました。羊もそうでしたけど、後半急展開(というか「どこいくの?展開」)な印象が拭えなかったですけども、少なくともこっちは自分なりにすっきりした終わり方でした。マル。
あと、「エマ」。最後までエマらしくて大変よい作品でした。今回は最後まで幸せな気分で読みきれましたし、恒例のあとがきも…(笑)。次作がいまから楽しみです。