といっても実際は昨日の話ですが。
そういうわけでかねてよりの懸念項目の一つであった「ふすまの貼り替え」をDIYでやってみました。材料などはホームセンターで普通に売っているものです。今回は柄を優先してアイロン貼りのものにしました。
これが今回貼り替えられるクランケになります。25年モノくらいでしょうか、あちこち黄ばみやらシミが出来ています。引き手のところなど、すっかりサビが浮いて紙までサビで駄目になっているくらい。ちなみにこれは寝室の押し入れ戸で基本的に外の人の目にはつきませんのでチャレンジにはもってこいです(というかそうでないと試す気にはなりません)。業者だと3~4倍の費用がかかる(ただしHC価格)ようなので、これで問題なくできるようならば残りも自分でやってしまおうかな、と。
それではさっそく作業開始です。下調べした情報から、四方の枠を外して貼るのがよさそうだったので枠を調べますが...どうやら家のふすまは枠が外れない戸ふすまというやつのようです。さっさと諦めて枠を残したままの貼り方でいくことに。
そんなこんなで、ふすまの枠よりほんの少し大きめになるよう残して、周囲の余分な紙を切り捨てます。今回の柄は高さを合わせる必要がありましたので、紙下部にあった位置合わせ線をふすま下側の縁に合わせました。この状態から、スチームアイロンで中心から加熱・接着していきます。
最初に、中心を通るように左端から右端へ、そして今度は中心から上端、中心から下端というように十字を作る形でアイロンをゆっくり動かします。コツはアイロンの重みだけで押し付けることだそうです(ふすま紙の説明書より)。十字に接着したら今度は4分割になったブロックごとに貼り付けていきます。縦に接着した箇所からアイロン半分分ずらし、隙間が出ないように数回に分けて貼り付けます。
それを4箇所繰り返すとこんな感じに全体が接着されます。
アイロン貼りの場合スチームで紙を伸ばしながら接着していきますが、やはり四隅に近づくほど皺が出来やすいようです。少しくらいなら端から持ち上げて剥がし、再度アイロンをかけることで何とかなるようですが、広範囲に皺が寄るようだと厳しそうです。幸い今回はそれほどでもなく修正が利いたため、事なきを得ましたが。紙を隅に引っ張るといいかも?ちょっと自信ありません。
全体を貼り付けた後に、周囲と4隅を決め込みます。そのままだと紙が邪魔するので、4隅に関しては切り込みを入れておきます。
アイロンの端を使って周囲と4隅をきちっと接着したら、余分な紙を切ります。キワを切るためのステンの定規で押し付けながらカッターで紙を切ります。ちょっと内側に入ってしまい、地のベニヤがかすかに見える結果に...orz
余分な紙を切り、引き手の部分に切れ目を入れて穴にした状態です。四方の緑色のヤツは、アイロンで融けた糊が枠につくのを防ぐためのマスキングテープです(「糊が結構強力で枠の塗装を剥がすことがあるため」とのこと)。当然ですが予め作業前に貼っておきます。
ちょっとピンぼけですが、4隅がこんな感じに。ちょっと見た目悪いですが、まあ気にしない気にしない。
こちらは2枚目。全体としては1枚目よりいいのですが、一箇所どうにも皺が出来て困りました。
皺の箇所をアップで。ある程度はスチーム加熱でごまかせる感じです。気にしなければ気にならない程度ではあります。
最後に引き手を交換して終了。ホームセンターに売っていたものは交換前と比べるとホントに地味なものしかありませんでした。あ、全体図撮ってませんでしたね...。