わたしが長らく使用して来ましたプロバイダ、plala(ぷらら)のサービス、「メールぴょん」が来年1月末で終了することを本日初めて知りました(メールぴょんのログイン画面で告知されていた)。なんか11月くらいから告知されていたようですね。もったいないサービスが消えてしまいます。
というのも、この「メールぴょん」、ただのWebメールで今となっては別段珍しいものでもないのですが…じつは目立たないところで意外な使い道があるのをご存知でしたでしょうか。といってもごく普通にメールを使っているユーザーでは恩恵を受けることなどないとは思いますけども…。
この「メールぴょん」、実はplalaユーザーでなくとも利用ができるのです。
「え、でもplalaのアドレスもってないんだから関係ないでしょ?」というのが少しわかっている人の反応だと思います。そうですね、ふつーは非plalaユーザーでありながらplalaのメールアドレスを持ってるなんてことはないですし、自社のアドレス以外を自社サービスで扱ってくれるなんてとこはまずないんじゃないでしょうか(調べたことないのでわかりませんが)。
でも、このサービスに関してはできるんですね。POPサーバー名、メールアカウント、メールパスワードの3つを入れさえすれば、plalaとなんの縁もない人でもWebメールが利用できるんです!無料でWebメールサービスが使えるんですよ!いやー、いいサービスでした。
ということでこの1年、プロバイダ(BBexcite)のメールサービスが有料のため使わずにいたわたしは、ぷららライト(月額無料の実質休眠状態ユーザーだが、メールアドレスは持っていられる&受信は別プロバイダ経由で可能)のメールアドレスをプロバイダメールとして持っていましたが、主に独自ドメインでのメールアドレスを使用していました。この独自ドメインメアドも、会社などから参照する際はメールぴょんで読んでいました。自前のWebメールサービスがあるのにね。
そしてもうひとつ、裏技的なものがありまして。前述のぷららライトユーザーはメールは別プロバイダ経由で受信可能ですが、迷惑メール対策としてOP25が普及した結果、送信はできない仕様でした。プロバイダメールとして利用するには送信を行えない点がネックだったわけですが(まあ、従量制でplalaに接続すればいい話ですが)、SMTPサーバという送信用サーバを別に使えればその問題もクリアできるんです。ところがわたしが契約しているレンタルサーバーのXREAでは、SMTPサーバに制限をかけていまして、From欄にあるアドレスのドメインがXREAのものと一致しないと送ることができないという、事実上のSMTPサーバ転用不可状態にあるわけです。これで悩んだ結果、メールぴょんからだとSMTPサーバの問題も関係なくメールが送信できると知り、つまりはぷららライトユーザーでも別プロバイダ経由での送信が可能となったのです。
結局、メールぴょんからぷららライトのメアドで送ったことは一度もなかったですけどね。
いやしかし、もったいないサービスでした。もったいなやもったいなや。送信保存はできませんでしたがね。