ぼさっとしていたら、早くもひと月が経過しようとしてます。
どうも懸念事項があると、他に回す精神的余裕がなくなる性質で...こうして常態化して開店休業になるのがいつもの流れなので、気を付けたいものです。
今週は頭からLinuxと格闘していました。
というのも、ファイルサーバー機にTruecryptという暗号化ツールを入れようとしたところ、怪しい挙動を見せ始めたから再インストールを試みていたんですが...結論から言いますとツールのエラーは通常のものだったようで問題じゃなかったようです。ただ、HDDに物理的なのか論理的なのかわかりませんが、致命的なエラーが発生していたようでファイルが読めなくなってたり、再インストールで途中に止まったり、ファイルは存在しないにも関らず表示されていてどうしても消えなかったりと怪しさ満点。
ここまでに
- Truecryptを最新版、旧版(導入実績有り)それぞれについてインストールしてみて失敗
- OSの問題と思い再インストール数度も改善せず、HDDエラー表示発生
- HDDを修復するのに試行錯誤(最終的にHDD全体を修復対象に)
- 修復後、Linux(Vine)の最新版を再インストールしてファイル共有(SAMBA)を可能にするまでにまたひと悶着
- 共有設定が出来たと思いきや、転送速度が異様に遅い(再インストール前の1/20くらい)ので改善を試みる(設定、ドライバ、再々インストール、etc...)
- 結局NICがおかしくなっている(Windowsを入れて見ても同じ状態)ようで、どうしようもないためインターネットへ向けていたもう一方のNICと役割交換(1000BaseのNICだったが100Baseで使用すると安定)
- 改めてTruecryptをインストールするも、上記の通り、HDDエラーとは関係ない結果に終わりVineLinuxを諦めることに
これくらいで2日ほどかかりまして。
仕方ないので3年ほど薄く付き合ってきましたVineLinuxにおさらばをする決意を固めました。
移行先のディストリとしてはTruecryptをソースからコンパイルしないで済む「Ubuntu」か「OpenSUSE」となりまして、いろいろチェックしますがどちらがどうと言うほどわからないのでDebian系をなんとなく避けましてOpenSUSEに決定。これで初めてDebianに触れてからというものの、Debian系→Redhat系→Slackware系と3系統乗り換えです。まあたいして使ってないのでノウハウは未だに薄いですが。
で、以後、
- OpenSUSEのイメージダウンロードに1時間...
- SUSEインストールも意味不明のエラー(パーティションが削除できない)で試行錯誤、インストーラーでパーティションをすべて消すと起こる現象とのことでレスキューモードで起動、パーティションを全削除の後、改めてインストール
- めでたくSUSE起動も、慣れない操作環境で戸惑いまくり
- 色々情報を拾いつつファイル共有設定まで完了し転送速度も正常(むしろ1.5倍ほどに向上)を確認
- 満を持してTruecryptをインストールも、何故かコンテナファイルをマウントするとフリーズ?
- NTFSでマウントするとおかしいのか、ファイルシステムをマウントしない設定で行うとOK(Truecryptもバージョンアップでところどころ仕様が変わっており、Nオプションが無くなってたり...)
- 新コンテナ(容量大)を作成し旧コンテナ(容量小)からDD(ディスクそのものをコピーするコマンド)で内容をコピー、数時間...
- DD終了の新コンテナをntfsresizeで拡大
- 大きいコンテナに移ったファイル群が正常にコピーされているかファイル単位でコンペア(まったく同じファイルか確認する操作)、10時間近く...
- 正常にコピーを確認
こういう経緯を経てやっとのことで目的を達成しまして、こうして記念に書き記している次第です。
それもこれも、Windowsがハードリンクをそのものとして扱えないのが悪いんだッ!!(Truecrypt内でハードリンクを使用してファイルを多重化していました。ハードリンクをそのまま移し変えるにはLinuxでコピーするしかなく...しかしLinuxでNTFSに書き込むのは未だ不安定で問題山積み...そうだDDだ!、と相成りました)
あー疲れたわー...。
Linux覚えるのは楽しいけどもナー。