最近はどっぷりとlinuxをいじっているわけですが、ようやくファイルサーバ(samba)の構成も整理し終えた感じです。今回からは一部ユーザー認証制にして、プライベートな内容を他からいじれないようにしました。
それに合わせてHDDの使い方も少し変えたため、標準インストール時に気にしていなかったディレクトリ構成に問題を感じ、そちらも合わせて整理を行いました。
具体的にはシステムの入ったパーティションとは別になっていた「home」ディレクトリを、システムパーティションへと引っ越しました。パーティションごと「home」へマウントされていたため(「home」=パーティション状態)、マウントを解除しないとシステムパーティションにホームディレクトリの内容を移せないと考えまして、まずは「home」からアンマウントしました。
しかし規定ユーザでログインしているからか、rootで作業していてもbusyと返ってきて単純にアンマウントできませんでした。busyということはなんらかのプロセスが動いていて、「home」内を参照しているということでしょう。そこで調べたら、
fuser -cu /home
とrootで実行することで「home」以下のすべてのプロセスを停止できることがわかりました。これで無事にアンマウントできました。この時点で「home」ディレクトリはシステムパーティション(ルート)内に実在することになり、次はその新「home」へ旧「home」の内容を移動させることになります。
これはまず、アンマウントしたばかりのパーティションをどこかにマウントしてファイルにアクセスできるようにします。とりあえず/mnt/tmpにマウントして、そこから
tar -cf - * | tar -xpf - -C /home
という感じにデータを移行します。
あとは/etc/fstabを編集して該当パーティションを「home」に自動マウントしないように設定を書き換えまして、
mount -a
で自動マウントの設定で再マウントさせて終了です。
この逆はよくネットでも見かけたのですが、時代に逆行しているのか私のやろうとしている流れは解説が見つからなくて半信半疑での作業でした。無事に終わってホッとしました。