昨日の京王杯は取りました。単勝500円でしたが。2週連続で的中するのはかなり稀で、密かに喜んでいます。
さて、米国三冠レースの2戦目、プリークネスSはケンタッキーダービー馬のビッグブラウンがまたも圧勝したそうです。これで今年も三冠馬誕生の可能性が出てきたようですが、いまのところ無敗ということでシアトルスルー以来の偉業達成に期待が沸いています。
が、それに待ったをかける存在として現在最右翼の位置にいるのが、半兄半姉に三冠レース最終戦のベルモントSを勝った馬を持つ日本調教馬「カジノドライヴ」、しかも一昨年兄ジャジル、昨年姉ラグズトゥリッチズと兄弟3連覇がかかる一番ということで、日本の競馬ファンにとっても(どちらの結果に終わっても)大変見所のあるレースになりそうです。注目の一戦は6/7発走です。
ところで、話を戻しまして、今日は牝馬限定のマイルG1、ヴィクトリアマイルがあります。つい最近に設立されたため今年で3回目という歴史の浅いレースですが、多くの古馬牝馬にとって春の大目標が設けられたということもありメンバーは厚くなる傾向があります。今年は現役でも屈指の実力馬(下手をすると現役最強馬)のダイワスカーレットが早々に故障リタイアということもあり画竜点睛を欠くという様相でしたが、そのダイワと共にクラシック路線を賑わせたライバルの2頭が出走してきました。
1頭はもちろん去年のダービー馬でもあるウオッカ。一年前から勝ち星に恵まれていませんが、古馬牡馬勢に混じっての一級レース出走と考えればいたしかたないところもあると思います。僅差のレースも多いので決して実力が劣っているわけでもないですし(むしろ結果を出しつづけているダイワの方がおかしいとも言えます)。このメンバーでは最上位の評価は間違いないでしょう。コースもダービーと同じ東京で、距離はむしろ向いていそうな1600m、マイル戦です。問題は海外遠征後の初レースと言うことだけでしょう。
もう1頭はオークス一番人気で2着、秋華賞で3番人気4着とあと一息の成績が続く、ベッラレイアです。桜花賞後でさえ、「オークスならこの馬」といわれた素質馬ですが、実績面では上2頭とは水を開けられた形になっています。TTGのグリーングラスみたいな立ち位置でしょうか? 今回は秋華賞以来ということもあり、少し狙いづらい面もありますが、実力は確かだと思います。
後の実力馬としては、近走好調のニシノマナムスメ、ブルーメンブラット、復調気配のあるオークス馬ローブデコルテあたりでしょうか。重賞勝ち馬、好走馬も多く、2番手グループ以下は難しいところです。NHKマイルC馬ピンクカメオ、昨秋の好走が忘れられないレインダンスなども気になるところです。
まず常識的にウオッカが筆頭ですが、単勝2倍ほどで留まっている点が気になりますね。メンバー的には1倍台かと思っていたので…その割には旨みがあるほど配当も良いわけではないですし、単勝勝負よりは連軸にするのがいいんじゃないでしょうか。ベッラレイアは久々、新馬以来のマイル戦、確勝級のオークスで勝ちきれなかった面を考慮するとここは少し割引と見ます。ニシノマナムスメは父、母とも魅力的な血統で近走からも有力だと思います。それ以上にブルーメンブラットが気になります。オッズほどの差はないと思うので。あとはジョリーダンス。去年の5着、安田3着馬ですが、それ以降はあまり突出した成績を残せていません。しかし崩れているわけでもないですし、対抗くらいには押せそうです。ローブデコルテは斤量があるにしてもまだ少し足りない印象で、もう少し先と考えていいんではないでしょうか。
展開的にはヤマニンメイルベイユが逃げるんでしょうね。レインダンスがその次くらいで、ウオッカが中段より少し後ろ、ベッラレイアはその少し前くらいでしょうか。あまり前は多くなさそうですし、エイジアンウインズが逃げればちょっとアレアレとなってしまいそうです。有力どころは中段付近でしょうし、逃げ粘る先行勢に追い込む有力勢の印象で、上がりがない馬は厳しいかもしれません。
展開も加味してまとめると、ウオッカ連軸は変わらず、相手探しとなりますが、上がりに強いブルーメンブラット、ジョリーダンスは残し、先行勢からエイジアンウインズを抑えたいと思います。馬券的にはウオッカから3頭へ流し3点、ウオッカ軸の3連複3点の計6点勝負とします。
…検討してるうちにだいぶ発走時間が近くなってしまいました。発走は15:40です。