さて、こちらのエントリ(一つ前のエントリ参照)ではメインである本、「小説・秒速5センチメートル」についてちょこっと語って見たいと思います。
仙台で手にとって出だしを読み始めて「これはやばい」と自重しておいた同作ですが、たまたま中古で安く在庫があったので注文しました。新品ででも買うつもりでいたので、結果的にラッキーな判断でした(ちなみにわたしはあんまり中古だということに抵抗ないタイプ。DVDも中古入手でしたし)。
催眠導入(笑)として、サントラの曲を流しつつ、170pほどの内容でしたからそこそこの時間で読破。
結論から言いますと、「無駄に高い期待をもって読み始めてしまった」感じの読後感でした。
いや、新海氏や同作が好きな人々の名誉のためにいいますと、内容が悪かったとかいうつもりはまったくなくて、勝手に自分が「幻想を抱いた」ようなレベルで期待してしまっていたということです。
基本的にDVDとほとんど変わらない内容で、画面では表現されていない内面とかを中心にした補完的作品ですが(それを知ってて買いました、一応)、映画同様、3部構成になっており、1部は主人公貴樹の視点、2部はサブヒロイン?花苗視点、3部は再び貴樹視点主体に、時折ヒロイン明里の視点が折り込まれるという流れです。